レヴルのPOG日記

競馬のPOG日記

皐月賞を前にアドマイヤマーズ分析ー2頭のメジャー産駒の選択

2019年クラシック皐月賞の枠順が決定した

POG馬アドマイヤマーズは1枠1番
内から位置を取っていけばいけるだろうかと考える枠
近年結果が出ているわけではないがこの人馬なら何かやってくれそうな枠でもある感じだ

アドマイヤマーズはデビューから4連勝で2歳G1朝日杯FSを快勝
後のレヴルのスタリオンPO馬でもある桜花賞グランアレグリアを下し
JRA最優秀2歳牡馬に選ばれた
そして共同通信杯をステップにいざクラシック第1冠皐月賞を見据えようとしている

ここまでのこの馬との出会いをふと思いだす


昨年の5月頃、僕は2018-19期、つまり今クラシック年度のPOG馬の選出に迷っていた
サンデーレーシングから日高ブリーダーズユニオンまで
今期は様々なクラブの馬を調べていた
ある程度は決まったと思っていたのだが何度も見直しをする内に
相馬が物凄く鍛えられて何度も見直しが続いていた

そんな中指名していない厩舎がいた、友道厩舎と藤岡厩舎の馬だった
藤岡健一厩舎は昨年サンリヴァルで皐月賞2着を果たし上昇中の厩舎であり
一応マークしておかねばと思っていた厩舎だった

そしてもう1頭の厩舎、友道厩舎は昨年のダービーワグネリアン
ダービートレーナーとなった友道調教師の厩舎で当然無視できるはずもなかった

昨年はセールの馬も調べていたのでその中で良いと思った馬がいた
母カウガールズドントクライでダイワメジャー産駒であり
新馬戦3着に未勝利戦2着と好走している「トップオブメジャー」だった
厩舎は友道厩舎だったので当然候補にもなり得た

セールの馬の中ではダイワメジャー産駒らしく力強い馬体で良さそうに見えた
それほど重苦しくもなく何度もチェックして知っていた馬で悪くはない様にも感じた

「この馬にしようか..けど、うーーーん...」となかなか決め切れなかった
POG馬は基本どのサイトや雑誌でも8頭~10頭しか選べない
簡単には決められないのだ
その頃何度も馬体を見直し相馬が鍛えられた僕は再度POG本を見直すことにした

POG本を見返していたその時、1頭の馬を見つけた
母はヴィアメディチ、そして父はトップオブメジャーと同じダイワメジャー産駒
厩舎は友道厩舎で母父のラインには指名馬シュヴァルグランで見たマキャベリアンがいる

スラリとして尚且つ力強い馬体
筋肉もついていて早くから走れそうな仕上がりの良い馬体

「これだ、これはいけるぞ・・・!」
半ば興奮気味になった僕はアドマイヤマーズという名前のこの馬を今期1番手として指名したのである

指名の線上、ボーダーライン上に上がった2頭のダイワメジャー産駒
このーダイワメジャー2頭の選択ーで僕の2019POGは大きく変わったと言ってもよい
桜花賞前時点で3歳にして最も賞金を稼いでいるのがアドマイヤマーズである
1頭で1億5000万弱を稼いでいる、これはPOGにおいてとても大きなものだ

さて、皐月賞に向かうアドマイヤマーズだがそのスケールは僕の過去のPO馬
アルアインやキセキにも匹敵するものがある、ポテンシャルは相当なものだ
そしてその本当のポテンシャルはこれから明らかになるだろう

皐月賞前の現段階で見えている面は朝日杯で1倍台の後の桜花賞グランアレグリアを下したこと
これを成していてもまだ評価は「クラシックを前にちょっと調子がいい程度のマイラー」どころに落ち着いている
G1朝日杯を含め4連勝を果たしてもグランアレグリア
朝日杯のライバルが重賞で好走するまで評価は低かった

しかしもうアドマイヤマーズは気づける人はかなり分かりそうなところまで露わになっていると言っていい
その一つと言っていい事例を紹介しよう

皐月賞の1週前の誌上やネットの馬体解説が最近UPされてきているのだが
そこで評価している担当者の方が
「サートゥルナーリアは成長の度合いを表すき甲が抜けほぼ完成に近い状態にある」
「その点アドマイヤマーズはまだき甲が抜けておらず完成度はまだ先にある」
と言っているのである

これを聞いてゾクッとしなかっただろうか

「アドマイヤマーズの成長の完成度はサートゥルナーリアを差し置いてまだその先にあると言うのである
しかもデビューから4連勝で後の桜花賞グランアレグリアを下し2歳G1制覇を成し遂げておいて、である」

このアドマイヤマーズの一面を垣間見てほとんどが驚かないはずがないのである
これは本当に驚くべきことだ、しかも僕のアドマイヤマーズの完成時期も4歳いや、5歳にあると見ているのである

この馬は本当に計り知れない、ダイワメジャー産駒史上初の存在になるとしか思えないのである
しかしそう考えると全ての点と線が繋がってくるのである
この馬を選択した決定的なポイントの中でPO馬だったシュヴァルグランと同じマキャベリアンの血を持つこと
そのシュヴァルグランは7歳にしてドバイのG1で2着に好走した、成長期が長く晩成血統であり
JCでキタサンブラックに勝ちながら7歳でドバイで好走する力を持っているのである

僕はデビュー前からシュヴァルグランをイメージしてこの馬を指名した
そして皐月賞1週前の馬体を見て確信したのである、この馬はシュヴァルグランの正統な後継者だと
何故なら「そのシュヴァルグランもまた友道厩舎であり友道師に導かれてここまでやってきたから」である

僕はアドマイヤマーズを生粋のステイヤーだと思っている、というより1週前の馬体を見て
震えながらその結論に達したのである、これはとんでもないと
アドマイヤマーズの馬体は今まさに変化しようとしている、マイルで走っていた馬からクラシックの馬へと
次走はNHKマイルCが決定しているがこの馬がどうなるかは友道師と馬主次第である
この馬のステイヤーの素質に気づけることができれば来年のジャパンカップ参戦もあるだろう
「じゃあ2歳のマイル戦4連勝は何だったの?」そう思うだろう
僕は思う限り「マーズにとって2歳限定のお遊びでしかなかった」そう思う他ない、それほどとんでもない馬なのだ

アドマイヤマーズがアドマイヤマーズの為の、本来の道を歩むにはこの皐月賞で楔を打っておきたいところだ
後々のステイヤーへの道を残しておく為に・・・

これからまだ成長期が続いていくアドマイヤマーズ、風呂敷を広げに広げた感じはあるが
これからの大きな活躍に期待したい